日記ブログのはずが、いつのまにか雑多なレビュー集になっていました。現在は、オーディオ初心者のbenoitを生暖かく見守るブログになっています。
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ども、WWEのレビューなんかもしたいのだけれど、時間が無くてヴェンジェンスすら半分しか見ていないbenoitです。
さて、前回アメコミの基本事項を書くだけ力尽きてしまい、バッツのことまで語ることが出来無かったので、今回その2でバッツのことを語りたいと思います。
前回語ったように、アメコミには数十年の歴史を持つヒーローが数多くいるのですが、その中でも特にバッツに惹かれたのは、その精神的な屈折性に由るところが大きいです。
2005年公開のバットマン・ビギンズで語られたように、ブルース・ウェインは幼少時代に目の前で両親を殺され、そのトラウマが原動力となりヒーローになりました。同じDC comicsのスーパーマンがボーイスカウト的に「正義を守るために」戦っているのに対し、バッツは「悪を倒すために」戦っているのです。
最終的な行動という面では、表面的には両者に大きな差は無い様に見えますが、行動原理としては正反対といってもよいものだと思います。また、さらに詳しく考えていくと、バッツは「悪を倒したい」とすら思っていなく「悪を倒さねばならない」という強迫観念が精神の基盤になっていることが伺えます。
この傾向は、近年コミックスの対象年齢が引き上がるにつれて顕著になってきており、「ダーク・ナイト・リターンズ(DKR)」という一度バットマンを引退した50代のブルース・ウェインが、老骨に鞭打ってアメリカ政府と戦うという名作につながります。(バッツを語る上で、この作品は絶対に外せないのですが、とっくの昔に絶版になっておりオークションで高値で手に入れるしかありません)
この「DKR」におけるバッツの性格の悪さといったら、筆舌に尽くしがたいぐらいで、ヒーローというよりはテロリストに近い存在となっています。実際、「DKR」でのアメリカ政府はバッツをテロリストと考えスーパーマンを使って亡き者にしようとしています。例によって、詳しく書きすぎると未見の方に申し訳ないので、これ以上詳しいことは書き込みませんが、まあ、当時としては「スーパーヒーロー」が「アメリカ政府の敵に回る」というのは衝撃的なことで、これはやはり「ダークヒーロー」であるバットマンであるからこそ生まれたシナリオだと思います。
現在では、善悪の狭間で苦悩するヒーローというのは珍しくもなんとも無いのですが、この「DKR」は60年間ダークヒーローであり続けたバットマンの集大成として、他の作品と比較し群を抜いていると思います。
また、バッツの興味深いところは、肉体的には鍛え上げてはいるものの「普通の人間」という事です。スーパーマンやスパイダーマンのように超人的な体力や不死性も無ければ、空を飛んだりミュータントの力を使うことも出来ません。頼れるのは、己の知力・体力のみなのです。ただし、とんでもない財力を持っており、これは特殊能力といえるのかもしれません。(アイアンマンと比べ、どっちがより金持ちなのでしょうか。知ってる人がいたら、ご一報ください)
このように、バッツはアメリカンヒーローの中でも、きわめて特殊な位置におり、その特殊性が、僕の心に進入してくるのです。
と、いろいろ書いてきましたが、全部後付の理由です。
実際は、レゴのパンフレットでバットマンを見つけて、気が付いてみたらハマッてしまったのが真相です。人間、理屈をつけようと思えば、いくらでも付けれらるものですね。
バットマンの歴史を考え、奥さんに「結婚できない男」の阿部ちゃんにそっくりだと指摘されたのはいかがなものかと想っています。
ではでは
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さて、前回アメコミの基本事項を書くだけ力尽きてしまい、バッツのことまで語ることが出来無かったので、今回その2でバッツのことを語りたいと思います。
前回語ったように、アメコミには数十年の歴史を持つヒーローが数多くいるのですが、その中でも特にバッツに惹かれたのは、その精神的な屈折性に由るところが大きいです。
2005年公開のバットマン・ビギンズで語られたように、ブルース・ウェインは幼少時代に目の前で両親を殺され、そのトラウマが原動力となりヒーローになりました。同じDC comicsのスーパーマンがボーイスカウト的に「正義を守るために」戦っているのに対し、バッツは「悪を倒すために」戦っているのです。
最終的な行動という面では、表面的には両者に大きな差は無い様に見えますが、行動原理としては正反対といってもよいものだと思います。また、さらに詳しく考えていくと、バッツは「悪を倒したい」とすら思っていなく「悪を倒さねばならない」という強迫観念が精神の基盤になっていることが伺えます。
この傾向は、近年コミックスの対象年齢が引き上がるにつれて顕著になってきており、「ダーク・ナイト・リターンズ(DKR)」という一度バットマンを引退した50代のブルース・ウェインが、老骨に鞭打ってアメリカ政府と戦うという名作につながります。(バッツを語る上で、この作品は絶対に外せないのですが、とっくの昔に絶版になっておりオークションで高値で手に入れるしかありません)
この「DKR」におけるバッツの性格の悪さといったら、筆舌に尽くしがたいぐらいで、ヒーローというよりはテロリストに近い存在となっています。実際、「DKR」でのアメリカ政府はバッツをテロリストと考えスーパーマンを使って亡き者にしようとしています。例によって、詳しく書きすぎると未見の方に申し訳ないので、これ以上詳しいことは書き込みませんが、まあ、当時としては「スーパーヒーロー」が「アメリカ政府の敵に回る」というのは衝撃的なことで、これはやはり「ダークヒーロー」であるバットマンであるからこそ生まれたシナリオだと思います。
現在では、善悪の狭間で苦悩するヒーローというのは珍しくもなんとも無いのですが、この「DKR」は60年間ダークヒーローであり続けたバットマンの集大成として、他の作品と比較し群を抜いていると思います。
また、バッツの興味深いところは、肉体的には鍛え上げてはいるものの「普通の人間」という事です。スーパーマンやスパイダーマンのように超人的な体力や不死性も無ければ、空を飛んだりミュータントの力を使うことも出来ません。頼れるのは、己の知力・体力のみなのです。ただし、とんでもない財力を持っており、これは特殊能力といえるのかもしれません。(アイアンマンと比べ、どっちがより金持ちなのでしょうか。知ってる人がいたら、ご一報ください)
このように、バッツはアメリカンヒーローの中でも、きわめて特殊な位置におり、その特殊性が、僕の心に進入してくるのです。
と、いろいろ書いてきましたが、全部後付の理由です。
実際は、レゴのパンフレットでバットマンを見つけて、気が付いてみたらハマッてしまったのが真相です。人間、理屈をつけようと思えば、いくらでも付けれらるものですね。
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腕時計、デジモノガジェット集め
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30代半ば、2児の父です。
好きなものは、腕時計、デジモノ、ヘッドホンなど。
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