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日記ブログのはずが、いつのまにか雑多なレビュー集になっていました。現在は、オーディオ初心者のbenoitを生暖かく見守るブログになっています。
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ども、最近は独り言ばかりだったので久しぶりにレビューを書いてみようと思ったbenoitです。
さて、しばらく放置状態だったDT860を聞き直してみてのレビューとなります。
まずは外観ですが、あからさまにUltrasone+Beyerという形。ゾネホンに共通するヘッドバンドに米屋の開放型ドライバが付いています。もっとも、このヘッドバンドはゾネ自体がOEMで生産しているらしいので、他のメーカーでも時々使用されています。
決して付け心地がよいヘッドバンドではないのに、メジャーなようです。単にコストが安いから良く使用されるんですかね?
装着感は、普通からやや悪い。僕はゾネホンバンドでも頭頂部が痛くならないので何とも言えませんが、ゾネで不快な方にはツライかもしれません。また、布製のイヤーパッドが大きく、硬めなのでキチンと調整しないと一部に圧力がかかりやすいかもしれません。同様にキチンと調整しないとパッドと頭の間に隙間が出来て低音が逃げやすくなると思います。
開放型なので、遮音性や音漏れ防止は期待できません。
音の傾向としては、やや高音よりの音造りではないかと思います。高音の量としては標準的だとは思いますが、シャリつきや刺さりが強いので音としては目立ちます。
音場は広く、ベイヤーらしい空間の広がりを感じます。このあたりの感覚はゾロ目のベイヤーと似通ったものだと思いますね。音に奥行きがあり、上下左右ともに全体的に広がる感じです。また、楽器などの定位も比較的ハッキリと判ると思います。
低音域は、不足気味。音に厚みがないので、余計に物足りなさを感じます。ドラムや弦楽器の低い部分に力強さが無く、音楽の土台を作るのには力不足ではないでしょうか。
中音域は、ボーカル・主旋律ともにシッカリと前に出てきます。音の立ち上がりも早く、キレとスピードを感じます。また、男性ボーカルは低音域に比較すれば厚みも増しているように感じました。女性ボーカルは、男性に比べてアッサリしていて艶はあまり感じられません。最初は、ずいぶんとザラつきを感じましたが、エイジングで徐々に改善された感があります。
楽器は、打ち込みや管楽器などは、切れが良くスッキリと聞こえますが、反面弦楽器などは生っぽさに欠けます。ピアノなども、ちょっとチープに響きますかね。
高音域は、かなり刺さります。DT990の刺さると言われている高音がデフォルトの僕の耳でも、結構キツく感じます。ですので、高音の刺さりが気になる方は要注意かと。特にボーカルのサ行やサックスは、結構くるものがあります。
量としては、さほどではないのですが特徴的な高音なので、音楽の中での存在感は大きく感じました。
解像度は、値段なり。不足はないのですが、細かい音は拾い切れていません。音の分離も標準的ではないかと思います。
全体的に硬く鋭い音で、厚みには欠けるきらいがあります。
トータルの印象としては、ベイヤーの音場や空間表現と、ゾネの荒さを持った音という感じです。って、見かけと同じ音造りですねww
お勧めは、打ち込みや、明るいポップス。逆に不向きなのは、ジャズやオーケストラなどの暗さや厚みが必要な楽曲でしょうか。
ゾロ目のベイヤーとは、全く異なった音造りでキレとスピード重視ののりの良い音です。音の厚みはなく、刺さるような刺激を楽しむヘッドホンだと思います。
ベイヤー好きというよりは、ゾネ好きに勧めたいヘッドホンかも。

ではでは

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