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日記ブログのはずが、いつのまにか雑多なレビュー集になっていました。現在は、オーディオ初心者のbenoitを生暖かく見守るブログになっています。
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ども、書斎(という名の遊び部屋)が出来て趣味にいそしむ時間が増えたbenoitです。
さて、遅ればせながらDVDにてKKP#5 「TAKE OFF ~ライト三兄弟~」を観ましたので感想など。
ラーメンズのファンとはいえ、あのプラチナチケットを取って舞台を観に行く時間も気合いもないので、いつもながらのDVDによる感想。
久しぶりのKKPですが、小林賢太郎のセンスは相変わらず素晴らしい。
チョットした台詞回しや、言葉の選び方が秀逸。本当にこの人の日本語のセンスは凄いと思う。
三人という少人数の構成ながら、台詞がダラダラと締まり無く続くシーンや、誰かがフェードアウトしてしまうような事は一切無かった。
ここのキャラクターも破綻することなく、最後まで演じきられている。
ただ、一つ一つシーンは素晴らしいのだが、ストーリーを含め全体像を観ると不満は残る。
特にストーリーに関しては、あまりにも伏線が単純でラストが予想できすぎる。KKPを見に来る客層に対しては、いくらなんでも単純かつ青臭すぎないか?
まあ、コンセプトとして単純明快なストーリーをかかげているのかもしてないが、もう少し(と言うか、かなり)仕掛けが欲しかった。
飛行機が完成するまでのシーンは、非常にテンポ良く軽快に観られたが、そこから先が「はいはい、お約束、お約束。」となってしまう。
ここに、もう少しひねりが欲しかったんだけど、小林賢太郎のことだから力不足ではなく、ワザとこうしたんだろうなとは思う。
ただ、現時点ではその意図は僕に伝わってこない。
あと、飛行機制作中のスタンプ風の演出も、今ひとつ。だって、基本的にはSEにあわせて踊っているだけで、なんら技術を要するシーンが無いんだもの。
もちろん、KKPにストンプやシルクド・ソレイユみたいな肉体のパフォーマンスを求める気は、全くないのだけれど、出来ない事をやる必要はないよなぁ。
もう何回か繰り返して観れば意見が変わる可能性はあるけど、まあ、おそらく無いかと。
全体としては、「まあ、おもしろかったかな」程度。
僕は、舞台に関してはせいぜいWOWOWで年に10本観るかどうかの素人以前の観客なのだが、これが演劇ランキングで1位を取ったというのは疑問だなぁ。
まあ、小林賢太郎の作品は基本的に見続けるんだけどね。

ではでは

書き忘れていたけど、DVDの画質がものすごく悪い。VHSかと思うくらい。
かなり照度が限られた厳しい条件撮影だとは思うが、素人じゃないんだから、もう少しキチンと撮って欲しかった。

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ども、休日も仕事のbenoitです。久しぶりに、旅行にでも行きたいなぁ…
さて、今日はラーメンズ第14回公演「STUDY」の後半のコメントをしていきたいと思います。
さっそく「科学の子」から
科学の子といっても決して「ATOM」のことではありません。それは、前回の公演です。
これは、チープな電球の被り物をしたサイエンス君こと教授(片桐)と、その助手(小林)による子供向けの科学質問箱のコーナーを題材にしたシチュエーションコントです。
子供達の無邪気な質問に対し、フォローをしながら正しい知識を教えようとする小林に対し、それを制止してまで身もふたもない否定的な返事を繰り返す片桐。
サンタやジュラシックパークなどの子供達の夢を次々に破壊していく片桐だが、ファンタジーに否定的な割には、やけに詳しい?
これは、片桐大活躍のコントでした。特に混乱した会場を沈めようとするサイエンス・コントが良い。あまりのくだらなさに腰砕けになることうけあいです。
尺は20分と長めの割には、そんなにだれる事もなく、テンポよくオチまで楽しめました。
しかし、片桐の顔芸は既にビンスの域に達しているかもしれないな。(判りにくい例え)
次は「地球の歩き方」
小林が片桐に対し、今度の旅行先を自慢するシーンからスタート。どうやら、小林が旅行を予定している国は「ニッポナントカ」という国で「ソニナントカ」の電化製品や、「テンプナントカ」などの料理が有名という、どこかで聞いたことがあるような国のようですが?
うーん、これは僕的にはイマイチでした。というか、途中までの「ニッポナントカ」に対する描写が素直に楽しめたゆえに、あのオチが楽しめませんでした。
「アメナントカ」に対する描写は中途半端だったし、前半が面白かっただけに後半のトーンダウンが目立ったという感じ。あの、オチ自体がいらないよう気がするんだが…
次は「いろいろマン」
座っている小林の隣で箱の上に直立している片桐というシーンからスタート。と、書くとラーメンズのコントとしては珍しくもないシーンに感じられるが、この片桐の格好が普通じゃない。
全裸(?)の上にカラフルなパッチワークをほどこしたマントに包まれて経っているのだ。
どうやら片桐演じるいろいろマンは、結婚相談所に相談に来ているようだが?
小林の台詞を片桐の存在感がキッチリと受け止めている感じ。一見、片桐ハッチャケ系に見えるのだが、「QA」と同じく片桐の独走ではなく、小林との両輪がそろっているコント。
面白いが、ラーメンズとしてはアベレージといったところか。
やはり、いろいろマンでは怪傑ギリジンにはかなわなかった。
ラストは「金部」
片桐と小林が二人並んで座って、通行人の数をカウントしている。どうやら二人は「金部」の部長(片桐)と副部長(小林)のようで、学園祭に向けてバイトで資金集めをしているようだ。
でも、「金部」とは?
えー、これはカネブと読みます。僕は最初、全部だと思っていて話が通じませんでしたorz
これは、今回の公演の中でも好きなコント。片桐のねじの緩み具合と、小林の小賢しさが上手く対比されていて、それぞれのキャラに好感が持てました。
ネット上での評判を見ると、劇中に出てくるお金に対する問題がうっとうしいとか、小ネタは、どこかで聞いたことがるものばかりなど、あまり芳しくない評判も見かけます。
でも、僕に言わせていただければ、その批判はちょっとピントが外れているような気がします。
たしかに、この「金部」では劇中にIQクイズ系の小ネタがちりばめられており、それも有名なものばかりで、僕も鉛筆のネタ以外は全てテレビで見たことがあるものばかりでした。
しかし、この小ネタは理解する必要もないし、オリジナルである必要もなかったと思います。重要なのは小賢しいネタを次々と披露する小林のインチキ臭さであり、それを今ひとつ理解できない片桐の抜け具合なのです。これらのIQクイズ系のネタは、二人のキャラを特徴付けるための道具であり、それを表すことが出来るネタだったら何でも良かったのではないかと思います。
まあ、普通に見ていれば、こんな事をわざわざ僕が言わなくても判ると思うのですが、「金部」に限らず、「STUDY」をラーメンズのスノッブさを表す例のように主張する方もいらっしゃるようなので、ちょっと語ってみました。
つまり、彼が何を言いたいのかというと「別に、ラーメンズはスノッブではないのではないか。」「演劇系の小難しい笑いと言われているが、普通に肩の力を抜いて楽しめるのではないか。」と、こう言いたいわけですよ。
これは、間違ってないよね、ホコサキさん!
落ちがついたところで、ではでは

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ども、最近嫁さんの機嫌が悪くて戦々恐々としているbeoitです。
さて、今日は恒例のラーメンズ公演のコメント。「STUDY」について書いていきたいと思います。
この「STUDY」はラーメンズの第14回公演で「?」が「!」に変わる瞬間というのがコピーとなっております。演目通り、いつも以上にロジックなしかけが多い公演でした。
では、まず演題にもなっている「study」から。
まず、片桐が「ノートも鉛筆も使い切ったことがありません。中学高校と6年間習った英語が話せません…」と自分の不勉強を悔いるシーンから始まります。その片桐に対し、小林は切々と宇宙の真理を語っていきます「この大宇宙に比べて、われわれ人間の存在など意味はない。すべては無へと帰していく。日常生活に意味などない。」と
その(一見)深い説話に片桐が感動していき、そこで小林は一言「私の○○をゆるしますね?」
のっけから、僕の大好きなノリです。開演からしばらく演技的にも台詞的にも動きのない静的なシーンが続き、きちんと落としてつかみはOKというパターンです。あえて、しょっぱなに意味はないのに理屈っぽい会話を持ってきて、今回の「STUDY」という公演のコンセプトを暗喩しながら、つかみのオチにつなげれうという見事な演出でした。
このコント自体は、このつかみからの後のベタベタな展開が面白いのですが、公演全体からみれば、最初のオチまでが一つの独立したコントとして見てよいのかもしれません。
次は「ホコサキ」
警察署の取調室らしきところで、いろいろと先日の行動を追及される片桐。その横で胡坐をかきながら、何とか事の「ホコサキ」をかわそうと弁護するホコサキさん(小林)のお話。
正直、最初にこのコントを見たときは「いまいち」といったところだったのですが、コメントを書こうと改めて見直してみると、なかなか面白いコントだったと思います。
このコントは、毎回ピント外れの弁護を繰り返し、しまいには片桐に「全部違います、ホコサキさん!!」と怒られる小林が主役です。タイトルも「ホコサキ」なわけですから。ところが最初は、僕はどうしても片桐のかわいさに目が行ってしまい、小林をスルー気味に観てしまいました。当然、主役が主観的には脇役になっているのですから面白くありません。
しかし、何回か繰り返してみると片桐の演技にも慣れるので、小林に目が行き、本来のコントの味を楽しめました。
僕的には、片桐の存在感のせいで逆にコントが面白くなくなったというチョット珍しい出来事でした。だって、「はい、食べました。」とか言う片桐がかわいすぎるんですよ。僕が、腐女子だったら、片桐総受け本を作りたくなるくらいですよ。(キモイ)
何事もなかったかのように、次は「QA」のコメント。
舞台の中央に一人たたずむ片桐。その片桐に対しタイムショック風に問題を出していく小林(声のみ)。「Q→A。問題→回答。質問→答え。」のフレーズから始まり、次々に小林が片桐に問題を出していきます。最初はチョットひねった程度のQAなのですが、これはもちろんどんどんずれの幅が大きくなっていき、わけが判らなく混沌としていきます。
これは、今回の公演の中でも特出した出来ばえのコントでした。まさに、小林の真骨頂を見たという感じです。以前、「日本語学校」でも書いた通り小林の言葉遊びの上手さが非常に良く出ており、その演出を見事に片桐が演じきっている歯車のかみ合ったコントでした。
どんどん、ずれていくQAが最終的にまとまりを見せるのが、「さすが、小林」と言ったところでした。
それでは、例によって後半はその2で。
ではでは

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ども、昨日は雷で夜中に起こされたbenoitです。
さて、ついにラーメンズの「日本語学校」が発売されました。
このCDはラーメンズのシリーズ物のコントである日本語学校と最新公演の「Alice」で演じられた「不思議の国のニポン」をアレンジした物です。
コントのDVD化ではなくCD化というのも不思議なのですが、もともとラーメンズのコントは言葉遊びの占める割合が多いので、CD化というのも十分に選択肢になると思います。
このシリーズは、小林扮するあやしい日本語教師が生徒の片桐に微妙に間違った認識の日本語を教えるという形で行われます。
ラーメンズに関してもにわかファンなので、数年前にインディーズで限定生産されたCDは聞いたことがないのですが、「不思議の国のニポン」に関しては、キチンと新しい収録になっており、生徒の片桐の声が声色を変えて5,6人分の音声で演じられていました。また「Alice」の時とは微妙に違う箇所もあり、なかなか笑えました。
ただ、正直に言わせてもらえればコントを10とすると、このCDは6と言ったところでしょうか。やはり映像のパワーには音だけでは太刀打ちできないと思います。
もっとも、ヘッドホンで集中しながら聞けば、ラーメンズファンの方であれば小林の表情や片桐のリアクションは十分に脳内で補完は出来ると思います。
ではでは

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ちなみに、これもおもしろいよ。

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ども、子供に「パパのこと好き?」と訊いたら「あんまり、好きじゃないの。」といわれて途方にくれているbenoitですorz
さて、今日はATOMその2ということで後半のコントについてコメントしたいと思います。
「路上のギリジン」
ギリジン、キターッ!!
何でもギリギリで解決する「怪傑ギリジン」が路上のミュージシャンとして登場。彼のギリギリっぷりを高らかに歌い上げます。一方、小林は観衆役でずっと無言。ギリジンにいくらおひねりを要求されても絶対に払いません。
ラーメンズコントには片桐か小林が一方的にしゃべり、相方が一切口を利かないというパターンのコントがあるのですが、今回の「ATOM」では、このギリジンがそれに当てはまります。
とにかく片桐一人舞台。みどころはギリジンの暴走と、実は小林が笑いをこらえ切れていないところ。
「採取」
「常居次人」など同じ系統のブラックもの。
東京から久しぶりに田舎に帰った小林と、田舎に残って生物の教師になった片桐の話。
むかし憧れた彼女が会いたがっていると、片桐から連絡を受けた小林が帰省するのだが、そこには「ある罠」が隠されていた。卓球をしながら、昔話に花を咲かせていくのだが、だんだんと片桐の目的がはっきりしていく。それに伴い、恐怖におちいってい小林。
はたして片桐の真の目的とは?
この話は、小林のラップがイイ!!
「お化けなんか、こわくなーい♪」からラップにつながる様が不自然でツボにはまった。また、徐々に恐怖が募っていく様子が面白みの中にも伝わってきて観客に不安感を共有させる演出となっています。
ラストの片桐の演技も、けっこう鬼気迫る感じが出ていてオチにインパクトを与えている。
「アトムより」
ラストに来るべくして来たコント。
前述の「アトム」と異なり、これは科学が進んだ2003年のパラレルワールドの話。この世界ではキチンとアトムは完成しています。
映画監督(?)のトガシ(小林)と、ちょっと外れた感じの友人「のす」(片桐)の休日を描いたコント。
大マンモス展の大が、マンモスにかかるのか、展覧会にかかるのかの力の抜けた会話からコントが始まる。その後のも非常にホノボノとしたムードでストーリーが進み、終わりまでキレイな感覚が続きます。特に大きな笑いの要素はないのですが「のす」のピントの外れ具合と、急に鋭い意見をはなつコントラストがスパイスとなって、ダラダラとした感じにはなっていませんでした。
劇中にて、窓から見える外の風景は「採取」で出てきた田舎なのでしょうか。設定にはないのですが、僕はなんとなく夏休みの田舎をイメージしました。
これは、「採取」からの流れでイメージを観客に埋め込んだ小林のギミックだと思います。
そう考えると、この公演も全体がキチンと小林によってコントロールされていたという、手のひらに載せられた満足感があります。
やはり、ラーメンズ公演はこうあって欲しいと考えながら、今年の公演は無いのかとしょんぼりしています。
ではでは

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性別:
男性
職業:
ホワイトブルーワーカー
趣味:
腕時計、デジモノガジェット集め
自己紹介:
30代半ば、2児の父です。
好きなものは、腕時計、デジモノ、ヘッドホンなど。
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