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日記ブログのはずが、いつのまにか雑多なレビュー集になっていました。現在は、オーディオ初心者のbenoitを生暖かく見守るブログになっています。
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ども、検索内容によってはgoogleの上位にヒットすることに驚いているbenoitです。
って、それだけ扱っているネタがマイナーだという事でしょうかorz
さて、以前はバッツの全体像について語ったので、今回は具体的な作品について書いていきたいと思います。
この「バットマン ハッシュ」ですが、スーパーマンのコメントでも書いたジム・リーの作品です。さすがに、圧倒的な人気を誇るアーティストによる作品であり、とにかくバッツを中心に出てくるキャラがカッコイイ。
この作品は、いわゆるオールスターに近い悪役が出てきており、その一人一人が実に魅力的に描写されています。ジョーカーやキャットウーマンなどの有名どころのキャラもジム・リー独特の解釈の上でデザインされており、コスチュームの細かい部分なども手を抜くことなく描かれています。さらに、歴代のロビン(1~3代目)が全員出てくるところも見逃せません。
また、以前アメコミの敷居の高さについて書き込みましたが、このハッシュは、バットマンの流れを知る上でも比較的わかりやすい展開になっており、巻末の注釈をチェックしながら読めば、ストーリーについていけなくなるという事はないと思います。
ストーリーそのものは、正体不明の新たな敵ハッシュの正体とバッツを襲う理由を求めて、「世界最高の探偵」バットマンが仇敵と拳を交えながら捜査をしていくという物で、一応推理物仕立てになっております。
まあ、しかし推理物としては陳腐な出来でありハッシュの動機も「なんだ、そりゃ?」と思うよなこじ付けがましいものでした。しかし、とにかく有名どころの仇敵を数多く出そうという意図は正解で、そのぶんジム・リーのアートが味わえるという分をわきまえたストーリーともいえます。
バッツを初めて読むという方にも、お勧めできると思いますね。ちなみに、この雰囲気についていけない人はアメコミにむいていないかもしれません。他の作品は、ハッシュ以上に不親切な仕上がりになっていますので。
ではでは

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ども、書きかけのコメントが飛んでしまって書き直しているbenoitですorz
昨日のコメントで「ターミナル」について書きましたが、あれはあくまでもトラバ用のコメントなので、かなり薄味になっています。
大好きな映画なので、そのまま放っておくのもスッキリしませんので、今回改めて「ターミナル」について語りたいと思います。
さて、そもそも僕はトム・ハンクスもスピルバーグも特別に好きというわけではありません。しかし、このターミナルに関しては映画の予告CMの時から何かひっかかるものを感じました。なんというか画面から漂ってくる空気のようなものに、僕の「おとぎ話」を求めるアンテナが反応したというところでしょうか。
ただ、このブログお読みの方には既にお判りだと思いますがヌルイ=beoitとい公式がなりたっていますので、「レンタルかWOWOWでやるまで待つ」というスタンスで、映画は観にいっていませんorz
まあ、そんなわけでレンタルで観たんですけど、開始数十分で「これは、当たりだ!!」と確信すぐらいピッタリと僕の感性にはまりました。もう、公衆電話の前で途方にくれるナボルスキー(トム・ハンクス)を見た時点で、一緒に泣きそうですよ。っていうか、自分があんな状況に置かれれば大泣きだよ。
あとは、観光ガイドを両手に英語を勉強するシーン(僕もフレンズ好きです)や「それは、ヤギの薬でーす。」なんていうシーンも大好きです。
ラストシーンに関しては、評価が分かれるかもしれませんが、僕としては非常に納得のいくラストでした。逆にすべてがハッピーエンドだったら、それは良質のおとぎ話といえないし、バッドエンドでも同様だと思います。あのハッピーとバッドの狭間にある感覚がラストに余韻を残し、この「ターミナル」を名作たらしめているのではないかと考え・想います。
また、この映画は、細かいストーリよりも、とにかく画面に漂う空気が重要だと思います。すべてのシーンで「喜怒哀楽が混ざり合う空気」が演出されているという、ちょっと奇跡的な演出が秀逸でどんなにハッピーなシーンにも悲しみが、どんなに悲しいシーンにも希望が描かれています。
これが「おとぎ話」としての完成度を極めて高いレベルに押し上げているのだと思います。
あと、もう一つ。この映画は英語が堪能な方以外は「吹き替え」で観ることをお勧めします。字幕だとナボルスキーの言葉のたどたどしさが伝わってこないと思いますので。
「ターミナル」の完成度の高さを構成する重要な要因としてトム・ハンクスの演技力があるのですが、これに関しては字幕で観れば「つたない英語」が判らないし、吹き替えで観ればトム・ハンクスの本来の演技が判らないという矛盾を内包しています。しかし、ナボルスキーをトム・ハンクスより重要と考えれば、前述のように吹き替えで見たほうがベターではないでしょうか。

というわけで、これは本当に名作ですので、皆さんも是非見てください。
ではでは

ちなみに好きな監督はティム・バートンとテリー・ギリアムです。

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ども、「考える事と想うこと」の管理人のbenoitです。
僕の絶対的なお勧めは「ターミナル」ですね。これは一昔前に結構ヒットした映画なのでご存知の方も多いと思います。
未見の方のために、詳しいストーリーは省きますが、一言であらわすと「大人のためのおとぎ話」といったところでしょうか。スピルバーグの演出とトム・ハンクスの演技が絶妙にマッチしており、非常に完成度の高い映画となっています。
ターミナル内での生活は「ありえねぇよ」と突っ込みどころ満載なのですが、あくまでも「おとぎ話」ですから、細かい突っ込みは野暮というものです。
「フィッシャーキング」や「ビッグフィッシュ」が好きな方ならば、絶対にお勧めです。
ではでは

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ども、歯医者通いで歯も財布も痛いbenoitです。
さて、この夏8/19よりスーパーマンの19年ぶりの新作「スーパーマン・リターンズ」が、ついに公開されます。
昨今はなかなかのアメコミブームで、USAでは毎年2-3本はアメコミ原作の映画が封切られている状態です。今年は、このスーパーマンとX-MENが封切られ、来年もスパイダーマン3が予定されています。また、ファンタスティック4、バットマンの続編やアイアンマンの映画化の話も着々と進んでいるようで、アメコミファンとしては嬉しいかぎりですね。
そんなアメコミ盛況の中、日本でもスーパーマンの新作コミックがリリースされました。それがタイトルの「フォー トゥモロー」です。
もちろん、本国では毎月スーパーマンもバットマンもリリースされているのですが、そこはヌルい僕ですので、あくまでも翻訳されたものしかレヴューの対象になりませんorz

それでは本題の「フォー トゥモロー」ですが、この作品は本国では(日本でもか)絶対的な人気を誇るジム・リーというアーティストによるものです。バットマンの項で説明しましたが、アメコミは分業制となっており正確に言えば、作者名は複数人に及ぶのですが、やはり突出した人気作家がかかわると、その人の個性が強く語られる事になります。
やはりここでは「ジム・リーのスーパーマン」と言ってしまって良いと思います。
で、僕もジム・リーは好きなのですが、今回のスーパーマンに関しては全体的に「アジア人色」が強くちょっと違和感がありました。
最初は、「まあ、スーパーマンもワンダーウーマンも黒(に近い)髪だし、そのせいでアジアっぽくみえるのかな」と思っていましたが、同様に黒髪の主人公の「バットマン ハッシュ」では違和感を感じなかったので、やはり「フォー トゥモロー」独特のものではないかと思います。
特に主人公の一人レオーネ神父がアジア系にしか見えないのが、ひっかかりました。レオーネってイタリア系の名前ですよね?
と、批判的な事を書いておいて実はジム・リーの作品は前述の2作品しか読んだことが無いのは僕と君だけの秘密だぞ。
また、ストーリーに関しては「地球上から突如100万の人々が消失する事件が発生。そのなかにスーパーマンの愛する妻ロイスも含まれていた。この失われた人々(実際には主にロイス)を探し出すため、スーパーマンの新たな冒険が始まった。」といった感じのものです。
この「フォー トゥモロー」においては、Mr.ボースカウトのスーパーマンは姿を消しており、自分が異星人である事、絶え間ない努力や私情を押し殺しての献身をもってしても世界はどんどん悪い方向に向っている事に対し深い絶望を抱く姿が描かれています。
これに関しては「正義の味方」スーパーマンではなく、「一個人」としてのカル・エル(スーパーマンの本名)が前面に出ておりストーリーに深みを与えています。
しかし、逆に僕がスーパーマンに求めているものは、Mr.ボーイスカウト的な明るさなので、ちょっとスーパーマンにしては人間味が出すぎているかなといった印象でした。
皆さんも、映画だけではなく原作も読んでみたらいかがでしょうか。映画での脇役が実は原作では重要なキャラであったりして、映画もより深く楽しめることうけあいです。(何か、セールトークみたいですね)

スーパーマンの事を考えながら、やっぱりがんばって原書も挑戦しようかなぁと想っています。
ではでは

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ども、WWEのレビューなんかもしたいのだけれど、時間が無くてヴェンジェンスすら半分しか見ていないbenoitです。
さて、前回アメコミの基本事項を書くだけ力尽きてしまい、バッツのことまで語ることが出来無かったので、今回その2でバッツのことを語りたいと思います。
前回語ったように、アメコミには数十年の歴史を持つヒーローが数多くいるのですが、その中でも特にバッツに惹かれたのは、その精神的な屈折性に由るところが大きいです。
2005年公開のバットマン・ビギンズで語られたように、ブルース・ウェインは幼少時代に目の前で両親を殺され、そのトラウマが原動力となりヒーローになりました。同じDC comicsのスーパーマンがボーイスカウト的に「正義を守るために」戦っているのに対し、バッツは「悪を倒すために」戦っているのです。
最終的な行動という面では、表面的には両者に大きな差は無い様に見えますが、行動原理としては正反対といってもよいものだと思います。また、さらに詳しく考えていくと、バッツは「悪を倒したい」とすら思っていなく「悪を倒さねばならない」という強迫観念が精神の基盤になっていることが伺えます。
この傾向は、近年コミックスの対象年齢が引き上がるにつれて顕著になってきており、「ダーク・ナイト・リターンズ(DKR)」という一度バットマンを引退した50代のブルース・ウェインが、老骨に鞭打ってアメリカ政府と戦うという名作につながります。(バッツを語る上で、この作品は絶対に外せないのですが、とっくの昔に絶版になっておりオークションで高値で手に入れるしかありません)
この「DKR」におけるバッツの性格の悪さといったら、筆舌に尽くしがたいぐらいで、ヒーローというよりはテロリストに近い存在となっています。実際、「DKR」でのアメリカ政府はバッツをテロリストと考えスーパーマンを使って亡き者にしようとしています。例によって、詳しく書きすぎると未見の方に申し訳ないので、これ以上詳しいことは書き込みませんが、まあ、当時としては「スーパーヒーロー」が「アメリカ政府の敵に回る」というのは衝撃的なことで、これはやはり「ダークヒーロー」であるバットマンであるからこそ生まれたシナリオだと思います。
現在では、善悪の狭間で苦悩するヒーローというのは珍しくもなんとも無いのですが、この「DKR」は60年間ダークヒーローであり続けたバットマンの集大成として、他の作品と比較し群を抜いていると思います。
また、バッツの興味深いところは、肉体的には鍛え上げてはいるものの「普通の人間」という事です。スーパーマンやスパイダーマンのように超人的な体力や不死性も無ければ、空を飛んだりミュータントの力を使うことも出来ません。頼れるのは、己の知力・体力のみなのです。ただし、とんでもない財力を持っており、これは特殊能力といえるのかもしれません。(アイアンマンと比べ、どっちがより金持ちなのでしょうか。知ってる人がいたら、ご一報ください)
このように、バッツはアメリカンヒーローの中でも、きわめて特殊な位置におり、その特殊性が、僕の心に進入してくるのです。


と、いろいろ書いてきましたが、全部後付の理由です。
実際は、レゴのパンフレットでバットマンを見つけて、気が付いてみたらハマッてしまったのが真相です。人間、理屈をつけようと思えば、いくらでも付けれらるものですね。
バットマンの歴史を考え、奥さんに「結婚できない男」の阿部ちゃんにそっくりだと指摘されたのはいかがなものかと想っています。
ではでは

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30代半ば、2児の父です。
好きなものは、腕時計、デジモノ、ヘッドホンなど。
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